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セブンデイズホテルプラスに泊まる

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前々から泊まってみたかったビジネスホテルに。
ビジネスと言いつつ、この写真のように雰囲気は違う。

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デザインされたものがちらほらとあって、

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値段はそれほど変わらないのに
きれいこざっぱりしている。

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客室もきれい。

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水回りはいまいちかなあ。シャワーの温度設定が
かなり難しいのと、洗面が使いにくい。
デザイン優先しすぎるとこうなるという典型だけど、
デザインはそもそも機能にあるべきかたちを与える
ものなので本来は使いやすくないとだめだと思うけど。
まあこれはすごく小さな話なので、それよりも全体の
つくりはすごくよくできているのでマイナーな話。

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廊下とか視線の先に窓があったりして、
その辺のビジネスホテルよりかは遥かに素晴らしい。

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朝食もおいしいし。いろいろ置いてくれてるのもよい。

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何より、植物の傍でのんびり食べれるのはいいなあ。
敷地ぎりぎりの少しのスペースでも植物があると中も
外も雰囲気がよくなる。

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ガラス張りなので、街行く人が見れるのも楽しいし。
犬の散歩をしている人と小学生がじゃれている光景。

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街から見た建ち方。

ビジネスホテルのあり方として、価格は抑えつつ他とは
異なる体験ができるのはいいとこかなと思う。

昔、知り合いの事務所でビジネスホテルのコンペをしていて、
そこの重鎮の人の提案がシングル、セミダブル、ダブル、ツイン
といった様々な部屋があることが稼働率を落とさないホテルとしての
価値を落とさない最大のコンセプトと言ってたらしいけど、
本来ホテルとして売るべき魅力はそこなのかしらと思ったりする。
世の中にはいろいろと新しいものができていて、よい概念が新たにできた
時、設計者は素直に見習っていけば街は少しだけよくなるんだろうけど。

今も多くの建物は、ものすごく温度設定が簡易にできるシャワーがあり、
大きな洗面で顔が洗えるけれど、真っ暗な廊下を通って、陰湿な蛍光灯の光
が朝から点いている食堂で冷めたご飯を食べてといったように質の低いもの
をつくりその後に稼働率を必死であげるために旅行会社に登録したり、
広告だしたりいろいろ考えるのだろうけど。このホテルのようにまずは
どんなホテルに泊まりたいか、それを無理しない料金設定でいかにできるかという
ことをきちんと考えてから事業を進めるといいものができるんだろうなあと思う。

例えば、ひとつの階に13室あるとして、部屋の面積を15㎡→12㎡にしたら
39㎡分の建築コストが浮くことになる。さらに、リネン室と小荷物専用
エレベーターを各階からなくすことでさらにコストは圧縮できる。
朝食に関しても厨房機能をいかに抑えつつ提供できるかも重要である。
意外とそうした裏方の面積は大きくなるのでそこを小さくする代わりに
1階の共有スペースが広くとれることはかなりのメリットがある気がする。
そして、コストが浮いた分をアメニティや家具や調度品に少しかけて
あげるといままでと少し違う体験ができるのかもしれない。

いろいろ裏方の機能を減らしている分、働いている人の労力は多くなってて
大変そうなのでそこに対応できればさらによくなるんでないかなあ。
浴室のカビとか自分は気にならないけど気になる人は今の日本では多そうなので。

そもそも、ビジネスホテルというものは駅に近い場所を駐車場にしておくより
事業をした方が儲かるということでしている場合も多いらしいので事業者の
モチベーションが低いのはそうだと思うけれど、意識の高い事業者ときちんと
設計できる人が仕事をしたらこうした場が生まれるのはいいことだなと思う。

兵庫県から高知県に遊びに行く動機のひとつにこのホテルがあったと
いうことだけで、それは街にとって大きいことだと思うので。





















by morimoto_a | 2017-01-23 23:12 | いろいろ | Trackback | Comments(0)

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